組合のおこり

 豊岡鞄協会を構成している材料、製造、卸、貿易の各組合は、今日まで幾多の融合集散を繰り返し、現在の形態を取っている。
 古くは文政6年(一八二三年)豊岡藩設立の「物産会所」にはじまり、明治18年の「豊岡組柳行李商組合」から「但馬軍需用達組合」「兵庫県鞄嚢統制組合」「兵庫県杞柳製品商工業組合」「兵庫県鞄嚢協同組合」などの創設を経て、昭和28年「豊岡杞柳鞄嚢卸商協同組合」、昭和34年「豊岡鞄協会」、昭和40年「兵庫県鞄工業組合」が設立された。
昭和41年「兵庫県輸出鞄協同組合」、そして昭和44年『中小企業団体法』により「豊岡杞柳製品鞄嚢卸商協同組合」が「兵庫県鞄卸商業組合」に改組。昭和49年「兵庫県鞄材料商協同組合」が設立され、現在に至っており、その役割を確実に果たしてきた。
 しかし、最近、海外生産の増加や、製品の多品種少量化傾向の中で、つまり、メーカーが産地問題でなく、直接産地外の問屋や小売店に出荷する役割が増加し、同様に産地問題も産地メーカーからの取扱量の割合が減少してきている。このように今まで果たしてきた役割が徐々に少なくなり、それぞれの間の垣根がとっぱわれつつある。
 このためそれぞれの組合が、今日まで培ってきたノウハウを生かし今後の方向性を検討していくことが重要である。